産業廃棄物を適正に処理しないとどうなる?安心できる処理業者の見極め方

産業廃棄物を適正に処理しないとどうなる?安心できる処理業者の見極め方

産業廃棄物を適正に処理しないとどうなる?安心できる処理業者の見極め方

業務上、どうしても出てしまう産業廃棄物。処理にどのくらい費用がかかるのか分からないし、どんな業者に依頼したらいいのか、お悩みではありませんか?
産業廃棄物の処理には法で決まったルールがあり、正しく廃棄しないと罰則を受けることも・・・
こちらでは、そもそも何が産業廃棄物に当たるのか、また安心して処理を頼むにはどんな業者を選べばいいのかをご紹介しています。

 

 

そもそも産業廃棄物って何? 産業廃棄物とは

 

産業廃棄物とは、企業や工場などの事業活動によって発生する廃棄物のことを指します。一般家庭から出る廃棄物(一般廃棄物)とは異なり、主に製造業、建設業、商業施設、農業などの事業活動の過程で生じるものが該当します。

 

日本では「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に基づき、産業廃棄物と一般廃棄物が区別されています。産業廃棄物には、特定の業種で発生するものや、性質上環境への影響が大きいものが含まれます。

 

事業系一般廃棄物について
一般廃棄物の中でも、事業活動から発生した一般廃棄物(事業系一般廃棄物)は、家庭ごみとは異なり、企業や事業所が責任を持って処理しなければなりません。事業系一般廃棄物には、事務所から出る紙ごみや飲食店から出る生ごみなどが含まれます。これらも適正な処理が求められ、自治体が認可した収集運搬業者に依頼する必要があります。

 

産業廃棄物にはどんな種類がある?

 

産業廃棄物にはさまざまな種類があり、大きく以下のように分類されます。

 

(1) 産業廃棄物の主要な分類

 

産業廃棄物は、廃棄物処理法によって20種類に分類されています。

 

  • 汚泥:工場の排水処理施設から発生する泥状の廃棄物。
  • 廃油:工場や機械のメンテナンスなどで発生する使用済みの油類。
  • 廃酸・廃アルカリ:化学工場やメッキ加工などの工程で発生する酸性・アルカリ性の廃棄物。
  • 廃プラスチック類:製造業や小売業から出る不要なプラスチック製品や包装材。
  • 紙くず・木くず・繊維くず:製紙業や建設業、繊維業などから排出される廃棄物。
  • 金属くず・ガラスくず・コンクリートくず:建築解体や製造業の加工工程で発生する廃棄物。
  • 動植物性残渣:食品加工工場などで発生する動植物由来の廃棄物。

 

(2) 特別管理産業廃棄物

 

産業廃棄物の中でも、有害性や危険性が高いものは「特別管理産業廃棄物」として分類され、より厳格な管理が求められます。

 

  • 感染性廃棄物:医療機関などで排出される注射針や血液の付着した廃棄物。
  • 廃PCB等:ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む絶縁油やコンデンサなど。
  • 廃水銀:水銀を含む蛍光灯や計測機器。

 

産業廃棄物を適正に処理しないとどうなる?

 

産業廃棄物の処理には、法律による厳格な規制が定められており、違反すると重い罰則が科されます。

 

(1) 違反時の罰則

 

  • 不法投棄:5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(法人の場合は3億円以下の罰金)。
  • 適正処理義務違反:3年以下の懲役または300万円以下の罰金。

 

適正な処理を怠ると、企業の信用失墜だけでなく、営業停止や多額の罰金が科される可能性があります。そのため、産業廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者に依頼することが必須です。

 

安心して産業廃棄物処理を依頼できる業者の見極め方

 

違法な処理を防ぐためには、適正な業者を選ぶことが重要です。以下の基準を参考にしましょう!

 

  • 産業廃棄物収集運搬業の許可を受けているか(都道府県や市町村の認可が必要)
  • 適切な処理フローを確立しているか(収集・運搬から処理までの流れが明確か)
  • マニフェスト制度を遵守しているか(廃棄物の流れを適切に管理)
  • 不法投棄や違法処理の前歴がないか(過去の行政処分履歴を確認)
  • 適正な契約を締結できるか(委託契約書の取り交わし)

 

まとめ

 

産業廃棄物の適正な処理は、企業の社会的責任であり、法律によって厳しく規制されています。不法投棄や違法処理を行うと、重い罰則が科されるだけでなく、企業の信頼を失うことにもつながります。適正な処理を行うためには、許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者に依頼し、法令を遵守した対応を徹底することが重要です。